低温化で熱交換器が氷着すると、氷の形成により特にエバポレータに影響を及ぼします。氷結により空気の流れが制限され静圧が上昇しますが、AxiEco製品の主な利点はここにあります。AxiEco製品では静圧が上昇しても他のファンよりも高い静圧を保持することができます。これにより、霜取りサイクルの間隔を長くすることができ、冷蔵プラントをより効率的に長時間運転することが可能になります。もう１つの利点は、氷結形成時の運転のために最適化された製品です。AxiEcoProtectには羽とハウジングのギャップが無いため、羽が拘束されることがありません。優れた羽形状により、空気の乱流が無いためガードグリル上の氷結を抑えることができます。

AxiEco Protectはより高回転で運転できるため、風量性能が向上します。他の軸流ファンと比較して、少ないファン数量で同等の能力を確保できます。これにより、全体的な効率の向上だけでなく、スペースの節約も可能です。

次の段階のErp規制が発効すされると、より厳しいファン効率への要求が課せられます。AxiEco Protectは、すでにこの基準を満たしています。類まれなる効率性能により、従来のHyBladeファンと比較すると、20％以上効率が向上しています（サイズによって異なります）。

AxiEco Protectは、HyBladeよりも最大6 dB（A）低騒音化できます（サイズによって異なります）。主な理由は、AxiEco Protectの羽および羽端部一体ディフューザーとハブがコンパクトなユニットを形成しているためです。羽および羽端部一体ディフューザーがシームレスに結合しており、ファンハウジングと羽先端の隙間が構造的になくなるため、空気の流れの乱流がほとんど発生せず騒音も低くなります。羽端部一体型ディフューザーは、騒音の低減にも役立ちますが、より高い静圧範囲でも低い騒音レベルを保つことができます。

ErP指令（エネルギー関連製品指令）の次の段階で、EUはファンに必須な最小効率レベルを規定します。必要な基準値を満たしている場合にのみ、機器はCEラベルを付けることができます。AxiEco Protectを使用することで、メーカーは安全性を確保し、将来に向けて理想的な設備を備えることができます。AxiEcoProtectは、新しいErP要件に既に準拠できるレベルにあります。ファン効率は、従来の軸流ファンよりも格段に良く、効率的に運転できることを意味します。

新しいAxiEco Protectはモータ種別によらずErP規制の次の段階の要件を満たすレベルにありますが、ECテクノロジーにはさらなる利点があります。

• ACモータより高い効率
• 熱ロスが少ないため、エネルギー消費量が少ない
• 0〜10 V信号による回転数制御
• 多くのモータ種類でMODBUS RTUによる制御可能
• 高効率で低消費電力
• 高回転可能なECモータによる高風量