お客様各位
いつも大変お世話になっております。
日頃から弊社製品のご採用・ご検討を頂き誠にありがとうございます。また納品の遅れによりお客様にご迷惑をおかけしておりますこと、深くお詫び申し上げます。
本日は、サプライチェーンの状況について改めてお知らせいたします。
1. サプライチェ-ン
以前にご連絡した通り、ebm‑papstグループの部品調達におけるウクライナとロシアへの依存度は非常に低いです。しかし制裁措置を含む継続的な紛争は、ロジスティクスに大きな影響を与え、原材料価格そして当社と複数のサプライヤーのエネルギーコストの高騰につながっております。
更に中国の広い地域、特に上海でのCOVID19関連の封鎖は、ロジスティクスをさらに複雑にし、今後の部品不足への影響がどの程度深刻なものになるか現時点ではわからない状況です。
この様な事態もありますが、引き続き弊社の部品サプライチェーンの最大の問題点は、未だにサプライヤーからの納期と数量が不安定になっていることです。多くの部品サプライヤーでは、客先への納品を割り当て制にし、更にその数量が少なくなってきている状態です。またコロナ感染者数は未だ多く、その影響からサプライヤーやebm‑papstでは所有する生産能力を最大限に活用できない状況です。そのため、今後も納期遅延の可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
しかしebm‑papstは供給を安定させ、信頼できる納期を提供するために代替部品とサプライヤーを新たに探し続けております。
2. 国際輸送
海上輸送に基づいたリードタイムをご提示していますが、航空輸送に変更することで約1か月程度は納期を短縮する事が可能です。コストのご負担をご考慮いただく事になりますが、一案としてご検討ください。
上海の封鎖により、将来の海上貨物輸送も遅れることが予想されますが、その影響はまだ完全には見えておりません。
ロシア・ウクライナ間紛争の影響も続いており、紛争地域に関連する飛行空域が広く封鎖され、航空貨物輸送も代替ルートでの輸送を余儀なくされております。これは輸送をさらに複雑にし、航空貨物輸送のリードタイム延長とコストの増加に歯止めがかからない状況となっております。
3. 国内物流
通常通り稼働しております。
4. 納期
生産遅延の更なる長期化が避けられない状況です。すでに納期回答しておりますご注文につきましても大幅な生産と輸送の遅れが発生する可能性がございます。
状況が明らかになり次第、すみやかに弊社より遅延や新たな納期のご連絡を致します。
誠に恐縮ではございますが、貴社のお客様にも上述の状況をご理解いただき、貴社の生産計画を再調整していただきたく宜しくお願い致します。
5. Golden Week休業
弊社は4月29日から5月8日までGW休業となります。
これまで経験したこともない状況下ですが最善を尽くしてまいりますので、ご理解とご協力宜しくお願い致します。